動物病院の増築工事です。外観は地域のランドマークとなるように計画しましたが、周辺は閑静な住宅地でもあるので、華美にならない外観にしています。
地域のランドマークとなるように、キャットタワーと自然換気の二つの機能を持った小さな塔を中心に、北側の駐車場を取り囲む配置としています。
南側に、もともとあった柳の木は、緑のカーテンとして残しています。
西側は、冬季の雪堆積場として空けています。
秋・冬・春と夕暮れが早い帯広。暗くなってからも、ランドマークとして機能するように、サイン計画を行いました。
塔の壁面と、店舗のスロープには、影絵を使ったモニュメントを取り付けています。
塔の上の窓から覗く猫や住宅の窓から覗く犬たちも、通行する人たちに癒しを与えてくれます。
地域の動物病院として、街並みに溶け込みつつ、ランドマークとして愛される建物をめざしました。
「平成25年度 帯広市まちづくりデザイン賞 まちづくり部門 受賞」